3Dキャラクターに体の動きを付けるには専用のトラッキングデバイスを使うことが多いが、PCとWebカメラだけでキャラクターのモーションを付けられるWebサービスが登場した。ユーザーローカルが1月28日に発表した「Webcam VTuber」だ。無償で提供しており、Google ChromeかFirefoxが使えるWindows/macOS(Apple M1以降を推奨)で利用可能。
Webカメラが撮影した映像を基に、顔の動きやまばたき、腕/指の動きをAIアルゴリズムが3Dキャラクターにリアルタイム反映。VRM形式のデータであれば、オリジナルの3Dキャラクターを動かすこともできる。表情変更に対応しており、笑顔、困り顔、怒り顔などを、画面上の表情アイコンもしくは1から5までのショートカットキーで切り替えられる。
Webブラウザベースのため、ソフトウェアのインストールは不要。AIによる顔のトラッキングや骨格推定は全てWebブラウザ内で完結しており、利用者のカメラ映像がインターネットに送信されることはないという。
同社は、無料ライブ配信ツール「OBS」やHDMIキャプチャーと組み合わせることで、YouTubeのライブ配信やZoom会議にも使用可能としている。
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