購入後は毎週末、東京の自宅から蓼科の別荘への移動に利用していたといいます。蓼科の別荘までは250km強なので無充電で到達可能です。別荘には充電器を設置してあるので復路も充電の心配は不要。Model 3の場合、バッテリー容量が小さなモデルでも満充電で実質400km程度の航続距離を確保可能です。
これまでにトラブルは一度だけで、中央高速道路を走行中、アクセルを踏んでも速度が上がらなくなりサービスエリアに駐めてTeslaのサポートに電話でSOSしたそうです。そのときは、Tesla側が手配した積載車にModel 3を引き渡し、タクシーで東京まで帰りました。
Model 3は、2021年11月に宮古島に搬送されました。以前は現地で調達したレンタカー、それまでは別荘で使っていたホンダのフィットを搬送し乗用していたそうですが、「春になり宮古島を離れている間、ガソリン車だとバッテリー上がりなど調子が悪くなるのが心配です。EVのModel 3であれば、そのまま置いておいても大丈夫だと思いました」(和宣社長)というのがModel 3を宮古島に持っていった理由です。
ただ、「Teslaのサービス拠点がない宮古島で運用できるのかどうか、周囲から心配されました。Teslaのスタッフに相談すると『Model 3は故障も少ないし、充電できれば大丈夫』というアドバイスをもらったので決心しました」(初子専務)と振り返ります。
また、Teslaのスタッフは、普段のメンテナンスは地元の自動車整備工場でも可能だろうとも述べたそうです。2022年9月には最初の車検を迎えますがそれも「ガソリン車と違って機構や構造が単純なので宮古島の業者でも車検整備や車検証の取得は可能だと考えています」(和宣社長)と至って前向きです。
確かに、日本上陸当初からTeslaに乗っているオーナーのブログなどを読むと、最寄りの自動車整備工場に車検を依頼したり、自分で陸運局の車検場に持ち込む、いわゆるユーザー車検を実施している人もいるようです。エンジン車とは違い、排ガス検査を受けなくてもよいなど、検査項目が軽減されることも関係しているのでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR