米Twitterは2月3日(現地時間)、タイムライン上のツイートにDM(ダイレクトメッセージ)ボタンを表示するテストを、iOSアプリで開始したと発表した。設定で「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」にしている場合、「いいね」と共有アイコンの間にDMボタンが表示される。
現在、DMボタンはプロフィールにしか表示されない。ツイートを読んで、ツイートした人にその内容についてDMしたければ、相手のプロフィールを開いてDMボタンをタップする必要がある。
タイムライン上のツイートにDMボタンを表示することで、手軽にプライベートな“会話”を始められるようになる。想定しているのは、ビジネスアカウントと潜在顧客の会話や、親しい友人の公開ツイートへの忠告などなのだろう。
だが、発表ツイートには「これは安全性の問題だ。さらなるハラスメントを招く」「やめてください。DMするのにプロフィールを表示しなければならない一手間がハラスメントを減らしています。(中略)最低限、自分のツイートでこの機能を無効にする安全機能を提供してください」などの反対するリプライがついている。
Twitterはこうした反論に「懸念は理解できます。この機能の目的は、ツイートに関与しやすくすることです。公にリプライしたくないこともあります。DMを望まない場合は、設定でDMを制限したり、アカウントをブロックしたり、ルールに反すると思うメッセージについては報告したりできます」と答えている。
Twitterは頻繁に多様なテストを実施し、ユーザーからのフィードバックを集める。テストした機能のすべてが正式機能になるわけではない。
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