米Twitterは9月1日(現地時間)、ユーザーのより快適な体験のための新たな機能「Safety Mode(日本では「セーフティモード」)」のテストを英語圏の一部のユーザーを対象に開始したと発表した。対象になったユーザーは、iOS、Android、Webで有効にできる。
セーフティモードは、攻撃的行為またはスパム行為の疑いがあるアカウントを検出し、Twitter上の会話に参加できないようにTwitterが自動的にブロックする機能。自動ブロックは7日間有効。解除する前にユーザーに予告する。また、設定により自動ブロックの有効期限を7日ではなく、1日あるいは3日に変更することも可能だ。
セーフティモードでブロックするアカウントは、ツイートの内容、ツイート投稿者とリプライ相手の関係の両方をTwitterのシステムが考慮し、ネガティブなものかどうかを評価して決定する。それまでのアカウント同士の関係性も考慮するので、フォローしている相手や頻繁に交流のあるアカウントは自動ブロックの対象にはならないという。
手動ブロックの場合は、ブロックした相手が自分のプロフィールを見ることでブロックしたことが分かってしまうが、自動ブロックの場合はTwitterがブロックしたとしか認識されない。
ただし「常に正しい判断ができるとは限らず、間違いを犯す可能性がある」ので、セーフティモードの自動ブロックはユーザーが設定でいつでも表示したりブロックを解除したりできるようになっている。また、テストでのフィードバックに基づいて、システムの精度を改善していく。
Twitterは2月のオンラインイベントで、この機能を「SMARTER SAFETY」として紹介していた。同社はこの他にも、嫌がらせ対策として、不適切なDMを読まずに削除する機能やリプライ相手の制限機能を提供している。6月からは、メンションしてほしくない場合に利用できるアンメンション機能もテスト中だ。
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