JR東日本は2月9日、東京の西国分寺駅ホーム上に内科などの診療所を4月に開業すると発表した。オンライン診療ブースも設ける。
西国分寺駅の中央線・上りホームに開業するのは「あおいクリニック-駅ホーム西国分寺-」。運営は医療法人社団創青会で、平日は午前8時から午後9時まで、土日と祝日は午前9時から午後6時まで診療する。
対面診療は内科のみ。併設の「オンライン診療ブース」では駅周辺のクリニックとネットでつなぎ、皮膚科や耳鼻科、婦人科など複数の診療科を受診できるようにする(診療科は検討中)。
利用者はスマートフォンで診療を予約し、待ち時間なしで受診できる。処方箋も発行されるため、自宅や会社から最寄りの薬局でも薬を入手できる。
ホーム上の診療所は、JR東日本が進める「スマート健康ステーション」の一環。仕事で病院に行く時間のない人や、感染不安から通院を控えている人などに向けて医療サービスへのアクセスを提供し「働く人の暮らしに寄り添うハイブリッドクリニック」を目指す。
今後は治療の選択肢の少ない地方にも同様のハイブリッドクリニックを展開する考え。オンライン診療を通じて「日本各地と都心の医療格差の課題に取り組む」としている。
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