ヤマー なるほど! メガネを付けなくてもいいと。
マツ 同梱品に、「視力矯正レンズフレーム」というのがあって、これが本体にマグネットでくっつくんです。フレームに対応したレンズを入れてもらえば、コンタクトレンズなしの裸眼で使える。この手の製品って、メガネが必須な人のことを考えていないことが多くて、製品スペックのところではまずそこを見るんですよね。対応していないと実用にはならないから。
ヤマー マツさん、これお買い上げの流れじゃないですか?
マツ 流れになっちゃいましたね。対応していないからやめたー、ってしようと思ってたのに(笑) それに、ノーズパッドも複数あって、平たい顔族にちゃんと対応しているという。
ヤマー そこはNrealが中国メーカーだからできた配慮かもですね。
マツ これからは、メガネ対応していない製品はあり得ないということをみんな知っておいてほしいですね。その意味で、Appleにも期待したい。クック船長はメガネっ子なので大丈夫とは思いますが。
ヤマー Appleのスマートグラスもうわさ出てますよね。
マツ 僕は「Apple Reality」という製品名になるって説を唱えております(笑)
ヤマー 略してARとw
マツ おお、そこまでは考えなかったw 天才か!
ヤマー いやいやw てっきりそれ込みの名前かと(あくあまでうわさですが)
マツ すごいな。今年はPS VR2とApple Realityだけ買えばいいかな、と思ってたんですが、このNreal Airが割り込んできた。
まあ、機能からして過渡期的なものだとは思うんですよ。スタンドアロンでもないし。でも、欲しくなる、買えちゃう価格帯。
ヤマー たしかに。同じ価格帯で売ってる「Meta Quest 2」はプロセッサ(しかもハイエンドなXR2)もバッテリーも積んでるしお得ですが、あれはMetaがVRを普及させるために赤字垂れ流しながら世に出してるので、他のメーカーはおいそれとマネできないはず……。なので、従来のスマートグラスからしたら十分競争力のある価格帯と思います。
マツ Quest 2も、近視などのメガネレンズを装着することができるんですよ。僕は2セット買って、2セット目でフルの視力でVR体験ができるようになった。
ヤマー それはサードパーティーでそういうキットがあるんですか?
マツ はい。Amazonで売ってて、日本のメガネ屋さんが、Quest 2にマグネットで装着できるものを売ってるんですよ。発注して、その後のカスタマーチャットで自分のレンズデータを送れば、数日で対応したものを届けてくれる。
以前使っているって話していたダテメガネビデオカメラや、サウンド、LED発光機能を持つスマートメガネの「雰囲気メガネ」も、それぞれメガネ屋さんでレンズを組み込んでもらいました。
ヤマー すごいなぁ……。最近TwitterでQuest 2にメガネのレンズをテープで固定しているツイートを見ましたが、近視対応は普及する上ではマストになりそうですね。
マツ ようやく、メガネっ子のためのxRメガネが出てきたといっていいですね。
ヤマー Nreal Air、一応3DoFに対応しているみたいなんですが、使い方を見るにARグラスとはちょっと違うのかなと。シースルー対応なので、空間内にスクリーンを投影しているようには見えますが。マツさんはどういう使い方をしたいんですか?
マツ セカンダリースクリーンみたいな使い方ですかね。
ヤマー スマホのサブモニターってことですか?
マツ 通常作業はMacの大きなディスプレイなので、それのサブディスプレイという使い方を考えています。
ヤマー ということは、別売りのドングル(9900円)を使ってPCと接続することを想定されているわけですね。
マツ いや、それは接続しなくていいんです。Androidのアプリを流して、背景にはPCの画面がシースルーで見えているというのができるのなら。
ヤマー あ、Androidの画面をPCのサブとして使うってことなんですね。
マツ はい。
ヤマー Androidスマホで調べ物をしてそれを写したまま、PCでタイプすると。
マツ そういうユースケースもありますね。どう考えてもARメガネの生産性がPCを上回るとは思えないので。
ヤマー なるほど。私は逆に、PCのメインモニターとして使うのありかなと思ってます。
マツ それは既にQuestでもできるじゃないですか。
ヤマー Quest重いじゃないですか……。
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