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運転手がいないロボタクシー「Cruise」に乗りたい! サンフランシスコで申し込んでみたシリコンバレーから見た風景(1/4 ページ)

» 2022年03月01日 11時29分 公開
[五島正浩ITmedia]

 こんにちは。シリコンバレーでは暖かい日も増え春の気配を感じるようになりました。まだまだコロナへの警戒が必要であるものの、街には人や車が増え、経済活動が元に戻りつつあることを実感します。

 みなさんはドライバーレスタクシーサービスをご存じでしょうか? 運転手がいなくても走行可能な自動運転車両を利用したUberやLyftのような配車サービスのことで、ロボタクシー(Robotaxi)とも呼ばれています。ベイエリアでも、サンフランシスコを拠点に自動運転のテスト走行を実施している「Cruise」が、2月1日から一般向けにドライバーレスタクシーサービスの受け付けを始めました。早速申し込んでみたので、今回はこれについて紹介したいと思います。

Cruiseはいったいどういう会社?

 CruiseはGM傘下の自動運転システムを開発しているサンフランシスコの会社で、ソフトバンクやホンダも出資しています。週末にサンフランシスコに出かけると、自動運転のテスト走行をしている車両をよく見かけます。テストが始まった頃はCruiseの車両を見つけると物珍しくてジロジロと眺めていたのですが、最近は見かける頻度が多いので日常の光景になってしまいました。

photo 先日サンフランシスコで見かけたCruiseのテスト車両。後部のオレンジ色が特徴

 テスト走行に使用している車両は、同じくGM傘下であるシボレーの電気自動車「Bolt」です。Boltは日本では馴染みがないかもしれませんが、フル充電での走行距離が320km以上(最新モデルのは公称値は416km)と長いことから、ベイエリアでは人気のある電気自動車の1つ。なお、サンフランシスコで日中見かける車両にはテストドライバーが乗っていて、有人での自動運転テストを実施しています。

 ちなみに各車両にはPoppy、Disco、Tostadaなどフレンドリーな名前が付けられていて、外から見てわかるようになっています。一番有名なのがPoppyで、Twitterのアカウントもあって親しみがわきます。

photo Cruiseの車両「Poppy」のTwitterアカウント
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