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フジロック、7月末開催へ 海外アーティストや“早割”復活 LINE活用の感染情報サービスも

» 2022年03月07日 13時42分 公開
[ITmedia]

 野外音楽イベントを運営するSMASHは3月7日、「FUJI ROCK FESTIVAL '22」(フジロック)を7月29日から31日まで開催すると発表、出演者の一部や感染防止対策ガイドラインを公開した。参加者には政府の接触確認アプリ「COCOA」や「新潟県新型コロナお知らせシステム」の利用を求める。

「FUJI ROCK FESTIVAL '22」のWebサイト

 フェス事務局は「いつものフジロックを目指して皆さんと共に新たなフェーズに挑戦します」とし、海外アーティストを呼ぶことや「早割チケット」の復活などを公表した。早割チケットは入場券や駐車券を早期割引き価格で提供するもの。枚数限定の抽選制で3月15日から申込受付を始める。

復活した早割チケット一覧。15日から申込受付を始める

 一方で「新型コロナウイルス感染症は、まだ収束が見通せる状況ではない」とし、状況に応じた感染防止を講じる。場内はマスク着用や検温の実施が必須。参加者には接触確認アプリのCOCOAと新潟県新型コロナお知らせシステムの導入を促す。

 新潟県新型コロナお知らせシステムは新潟県のLINEアカウント「新潟県-新型コロナ対策パーソナルサポート」を活用した感染情報提供サービス。施設などを利用した人に感染が判明したとき、同じ時間帯に同じ施設を利用した人々に注意喚起のLINEメッセージを送信する。

 フジロックは毎年夏に新潟県「苗場スキー場」で3日間にわたり開催している日本屈指の夏フェス。20年はコロナ禍の影響で延期したが、21年は感染拡大防止策を講じた上で開催し、3日間で延べ3万5449人を集めた。

 しかし新規感染者が急増した時期の大規模イベント開催には批判も。Twitterでは「♯フジロックの開催中止を求めます」というハッシュダグが一時広がりを見せた。

新潟県新型コロナお知らせシステムの画面(新潟県のWebサイトより)

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