日本科学未来館(東京都江東区)は3月9日、改修のために一時休止していた球体ディスプレイ「ジオ・コスモス」の展示を4月20日に再開すると発表した。LEDパネルへの交換などにより高輝度化や広色域化を果たした。
今回の改修では約11年ぶりに12mの高さから地上に降ろし、1万362枚の有機ELパネルをLEDパネルに交換した。改修を利用して21年11月には内部構造を一般公開している。
新しくなったジオ・コスモスは、HDR(ハイダイナミックレンジ)や広色域に対応した新しい映像システムを採用。LEDパネルの採用と併せ、従来より表現できる明るさや色の範囲が拡大した。映像のフレームレートは従来の倍となり全球映像をより滑らかに表示する。
地球を模した直径6mのジオ・コスモスは同館のシンボル的な展示物。人工衛星が撮影した雲などを映し「地上にいながら刻々と変化する地球の様子を感じられる」という。
【訂正:2022年3月10日午後5時12分更新 ※初出時、本文中の公開日が誤っておりました。公開日は4月20日にです】
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