Teslaはこうやって買う（後編） 保険、ローン、最初の充電：走るガジェット「Tesla」に乗ってます（2/3 ページ）

[山崎潤一郎，ITmedia]

納車予定の5営業日前までに支払いを済ませる

　筆者はModel 3を自動車ローンを組んで購入しました。車両代金は、納車予定日の5営業日前までの支払いが求められます。当初、銀行ローンを利用する予定で手続きを進めていましたが、結果的にTesla Japanが取り扱う信販会社のローンを契約しました。

　ちなみに、銀行ローン等、Tesla Japan取扱いの信販会社以外でローンの申し込みを行なう場合、「発注書」の提出を求められるかもしれません。その際は「自動車発注契約書」が、自分のTeslaアカウントからダウンロード可能です。

Teslaの発注書的なものがこちら。登録手続代行手数料は概算。実際の請求はこれに税金やETC取付け費用などが加算される

　金利的に有利だと思っていたメイン銀行の自動車ローンですが、審査の結果、信販会社とまったく同条件だったので、手続きがワンストップ化される利便性を考えて、Tesla Japan取り扱いの信販会社を利用することにました。

　担当してくれたTesla Japanのスタッフに電話で、現状残債の有無、頭金の額、返済期間などを伝えると、支払いプランのシミュレーション結果と信販会社のサイトに接続する仮審査サービスのURLが送付されてきます。そこに金額や個人情報などを入力して申し込むと、信販会社がローン審査に入ります。

　審査結果は、Tesla Japanのスタッフから電話で連絡が入ります。筆者の場合は、1週間弱で審査が通過した旨の連絡が来ました。そして、納車予定日の11日前に最終的な請求書PDFがTesla Japanからメールで送付されてきます。

　ここまで来ると、あとは頭金を振り込むだけです。指定通り、納車予定の5営業日前に指定口座に振り込みました。その際、振込金額に応じて、あらかじめネットバンキングにおける1日の振込限度額を変更しておくことも大切です。

実際の請求書と諸費用。「その他お支払い金」がローン設定額。これを60回均等払いで設定した。金利は1.9％（当時）だった

自分のModel 3を見つけたら各部のチェックを怠るな

　筆者は、自宅で充電するための専用ケーブル「モバイルコネクター」を希望していました。ただ、このようなアクセサリー類は、リアルなTeslaストアで直接購入できません。すべて、Web上のTeslaショップでの取り扱いです。とはいえ、モバイルコネクターは、常に品切れ状態です。

　担当スタッフにそのことを伝えると、納車ユーザーを優先して販売しているため品薄が続いている、納車日までには手配する、という回答でした。結果的に、納車予定日の3日前に担当スタッフから電話があり、モバイルコネクター購入意思の最終確認があり、購入決裁用の専用リンクがメールで送付されてきました。すぐにクレジットカードで決裁し、その旨をメールで返送したところ、発送を手配した旨の連絡が入りました。そして、モバイルコネクターは、納車日の前日に無事に届きました。

オンラインショップで「在庫あり」の表示を見たことがない。メルカリに高値で出品されている。納車ユーザー優先なので、スタッフに相談しよう

　納車予定日の3日前に「車検証とタッチレスデリバリーのご案内」というメールがTesla Japanから届きます。Teslaアカウントにログインすると「納車予定日」の項目には、当日の時間も指定されています。基本的に予約制なので、記載された時間に出向くようにしてください。日程や時間の都合がつかない場合は、早めにスタッフに相談してください。

　また、メールには納車の流れと専用スマホアプリのダウンロードリンクが記載されています。事前にアプリをダウンロードしておきます。納車前の段階では、Teslaのプロモーションムービー動画など一般情報へのリンクしかありませんが、納車手続きを完了するとアクティベートされ、あなたのModel 3にアクセスすることができます。驚いたことに手続き後は、速攻でアクティベーションが完了していました。

納車準備を待つModel 3の群れ。アプリからフラッシュライトを光らせると自分のクルマが反応してくれるのですぐに見つかる

　納車時、自分のModel 3を見つけたら、まず行うことは各部のチェックです。チェックは必ず実施しましょう。万が一なんらかの瑕疵があった場合は、その場でスタッフに進言した方が対応がスムーズです。幸い「Model3 Life!」さんがチェックリストのPDFを公開しているので、これを利用しましょう。筆者も利用しました。

　以下、実際の日付順に納車までの流れを整理したので参考にしてください。

納車までのスケジュール