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Teslaはこうやって買う(後編) 保険、ローン、最初の充電走るガジェット「Tesla」に乗ってます(1/3 ページ)

» 2022年03月15日 18時08分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

 「iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、デジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。


 前後2回に分けてお届けしているTesla Model 3の購入ガイド。前編では、試乗から、VIN(車体番号)の割り当て、新車登録に必要な書類を揃えるところまでを紹介しました。

 VINが割り当てられると納車まで残すところ1カ月前後です。注文後、VINが表出するまでは、時が停止していたかのように一切の進捗がありませんでしが、VIN符番後の納車までの約1カ月は、やるべきことが多く、怒濤のように時間が過ぎていくと思います。

photo 箱根にて。ワインディングのModel 3は最高に楽しい。アクセルを1mm(筆者感覚値)踏み込むと、その分だけクルマがしっかりと反応してくれる

安全運転で約1万7000円のキャッシュバック保険

 VINの表出後、アカウント画面に「納車予約」として、納車予定日時と納車場所が表示されます。現在の納車拠点は、東京、名古屋、大阪の3か所に限定されているので注意が必要です。納車拠点の詳細は、Teslaサイトの「納車方法」を参照してください。筆者の場合、納車日程から逆算して各種手続きをいつまでに進めるべきかを考えざっくりとしたスケジュールを組みました。

 まず実施したのは、自動車保険における「契約車両の変更」についての確認です。筆者は、従来よりソニー損保を利用していました。保険会社によっては、Tesla製のクルマの「型式」がデータベースに登録されていない場合もあるようです。ソニー損保も同様で、CEV補助金のサイトで調べたModel 3の型式を電話口で伝えても未登録と言われてしまいました。

 ただ、ソニー損保の担当者によると、車検証を提出することで、データベース未登録車両でも車両の変更は可能という話でした。このように事前に保険会社側の明確な回答を得ることができれば不安が払拭されます。ただ、保険会社によっては、データベース未登録車両は契約を拒否されることもあるようです。そういった意味でも保険関連の情報は早めに確認しておきましょう。

photo 「GOOD DRIVE」の専用アプリ画面。ハンドル、ブレーキ、加速、スマホ操作で加速度を計測し運転スコアを決める。筆者の場合、加速の加点も多いが減点も多い

 ちなみに、筆者は、従来よりフルカバーの車両保険を付けています。もちろん、Model 3も同条件で契約です。保険金額は、税抜価格である460万円の設定です。20等級、ゴールド免許、30歳未満不担保などの割引き適用で、年間の保険料は約7万円です。ただ、安全運転キャッシュバック型の「GOOD DRIVE」という契約なので、一定時間、安全に運行すれば、最大で1万7030円のキャッシュバックが受けられます。

 GOOD DRIVEでは、専用端末をシガーソケットに装着し、スマホの専用アプリで契約者の安全運転レベルを判定する仕組みです。前車の時代は、100点満点をキープしていましたが、Teslaに乗り換えてからというもの、95点になってしまいました。決して攻めの運転をしているわけではありませんが、Model 3の加速が気持ちよいため、従来よりアクセルの踏み込みがどうしても大きくなりがちです。その場合でも急加速として判定されてしまいます。結構シビアです。

photo Model 3には、シガーソケットが1つだけ設置されている。GOOD DRIVEの専用端末には、USBの端子が設けられているので他のUSB機器を接続可能
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