東宝とアサヒ飲料は3月16日、新宿区と協力して巨大な「ゴジラヘッド」が目印の「新宿東宝ビル」に「ゴジラ」をデザインした防犯カメラ付きの飲料自動販売機を設置すると発表した。
新宿らしいネオンを背景に過去のゴジラ作品で新宿に出現したゴジラの姿などをラッピング。前面の小型カメラで撮影した映像は通信機能を使ってクラウドにアップロード、リモートで管理する。
自販機はNECとアサヒ飲料が共同開発したもので、19年9月から通称「まちを見守る自販機」として展開している。今後は東宝とアサヒ飲料が協力し、日本各地でゴジラデザインの自動販売機を展開するとしている。
ゴジラは15年に新宿区から特別住民票を交付され、新宿の観光特使を務めてきた。16年には新宿歌舞伎町の交差点から新宿東宝ビルまでのメインストリートを「ゴジラロード」と命名。21年にはゴジラをデザインしたマンホールを設置されるなど地域との連携を深めている。
新宿区の吉住健一区長は「新宿はゴジラの聖地の1つ」とした上で「地域の防犯力向上に寄与する様々な取り組みが今後も広がりを見せることによって、新宿区全域の防犯力を高めていければ」と話している。
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