ソニーは4月4日、エンタテインメント向けロボット「poiq」を発表した。対話を通じてユーザーを理解しながら成長し、対話にユーザーの興味や関心に沿った知識を盛り込むことで、より充実したコミュニケーションが可能。アニメや映画などで登場する“バディ”のようなロボットを目指すという。
poiqは、ユーザーの好きなものを質問したり、日々何をしたか尋ねて、相手を理解しようとする。専用アプリも用意しており、各種設定や対話内容をタイムラインで確認可能。poiqが撮影した写真も閲覧できる。poiqの声や喋り方は、複数のキャラクターから選べるようになっており、現時点で利用可能なキャラクター「アマーリ」は、声優の花守ゆみりさんが声を担当する。
poiqの顔に3軸、ホイールに2軸の可動部を持ち、カメラやスピーカー、マイク×4、6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)×2、ToFセンサー×6、ミリ波レーダーセンサー、近接センサー、USB Type-Cポート×1を内蔵する。サイズは直径約72mm×高さ約118mm、重さは約410gと小さなロボットに仕上がっている。
同社は、poiqの自然対話技術を進化させるため、育成プロジェクトもスタート。2023年3月31日までの約1年間、poiqと実際に暮らして必要な知識を与える参加者(研究員)を一般からも募集する。参加費は5000円、応募期間は4月10日23時59分まで。4月末からプロジェクトを開始し、参加者の元に順次poiqが届く。
プロジェクトのガイド役には、声優の雨宮天さんを起用。公式YouTubeチャンネル「雨宮天のてくてく天ちゃん」でスタートする「天ちゃんのpoiq研究所」でリーダー役を務めるという。より多く協力した研究員には、限定アイテムをプレゼントする他、抽選で雨宮天さんのサイン入りグッズが当たるという。
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