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「Unreal Engine 5」正式リリース マトリックスのデモで使われた都市データも公開

» 2022年04月06日 17時30分 公開
[ITmedia]

 Epic Gamesは4月6日、2020年5月に発表した最新ゲームエンジン「Unreal Engine 5」の正式版をリリースした。ダウンロードおよび利用は無料。商用利用の場合、総収入が100万ドルを超えるとライセンス使用料を支払う必要がある。発表時に公開した早期リリース版に加え、22年2月には機能を追加したプレビュー版を提供している。

「Unreal Engine 5」

 Unreal Engine 5は、数百万ポリゴンの高品質なデータを直接インポートでき、膨大な数のポリゴンを表示してもフレームレートを維持する、仮想化マイクロポリゴンジオメトリシステム「Nanite」と、太陽の動きや反射光などリアルなライティングをソフトウェアレイトレーシングで実現する動的なグローバルイルミネーション「Lumen」など新技術が投入されている。NaniteやLumenと連携した仮想シャドウマップ、広大なワールドを作成できる「Large World Coordinates」なども実装されている。

太陽の動きや反射光などリアルなライティングを実現する「Lumen」

 同社は、21年12月にデモ作品「The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience」を公開しており、グラフィックスの質感やライティングなど、映画作品並みだと話題となった。今回、正式リリースにあたり、同デモで使用された建物、車両、群衆などのデータを「City サンプル」として公開している。

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