ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

スマホ並みに快適になった360度カメラ、リコー「THETA X」荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/5 ページ)

» 2022年04月10日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 とうとうTHETA(シータ)にモニターが付いた!

新製品の「RICOH THETA X」。従来のTHETAよりちょっと横幅が大きいが、ハイエンドの「THETA Z1」よりは少しコンパクト
今度のTHETAはモニター付き。確認しながらTHETA X単体でさくっと撮れるのだ

 180°以上撮れる円形魚眼レンズ搭載カメラを表裏に装備したスティック状のボディを持つ360°カメラのTHETA。2013年の登場以来ずっとカメラは細くてシンプルに(360°全部写すのでボディは細ければ細いほど存在を消せるのだ)、細かいコントロールはスマホで、を貫いてきたTHETAなのだが、新しく出るTHETA Xは2.25型の液晶モニターを装備したのである。

 単にプレビュー用のモニターというだけではなく、タッチパネルで一通りの操作が可能になった。ほぼスマホ必須だった従来のTHETAとはえらい違いである。

 まずはそこからだ。

THETA Xの操作感がスマホ並みに快適になった

 THETA Xが従来のTHETAと違う点は多々あるのだが、一番目立つのはやはりモニターである。

 モニターがあるといちいちスマホとつながなくてもプレビューできるし、今までスマートフォンを通してしかできなかった撮影設定も本体だけでできるし、撮影後の再生にも対応する。スマホ必須ではなくなったのだ。

 優れているのはTHETA X自身がAndroidベースのOSで動いているせいか、操作感がいいこと。デジカメというよりスマホに近い感じなのだ。

 プレビュー時も指先でぐるぐる回してどこがどう映ってるか本体だけで確認できる。360°撮るので前後左右チェックしたい。

この状態で指を使って360°全て見ることができる

 各種設定も上から下へスライド、あるいは下から上へスライドするだけでメニュー画面が出てくる。

下から上へスライドすると撮影設定のメニューが出てくる

 左から右へスライドすれば再生画面。フリック操作でぐるぐる回して確認できるほか、ダブルタップすると拡大表示もできる。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.