情報処理推進機構(IPA)は4月14日、2022年3月度に開催した国家試験「ITパスポート」の試験に、小学1年生の7歳の受験者が合格したと発表した。これまでの最年少記録である8歳を1年5カ月ぶりに更新したという。
ITパスポートの試験が始まった2009年4月から2022年3月までの12歳以下の応募者数は294人で、そのうち合格したのは61人としている。応募者数累計は148万8538人で、合格者数は67万455人に及ぶ。応募者の平均年齢は27.7歳、合格者は29.6歳という。
同試験の応募者数は年々増加しており、2021年度応募者数は過去最多の24万4254人(合格者は11万1241人)で、前年度比約1.7倍になる。
勤務先別でみると、IT系企業が3万6177人、非IT系企業が12万6416人、学生(大学、専門学校、高校)が6万3268人になった。非IT系企業からの応募者は前年度比で212.2%増えている。中でも金融・保険業、不動産業は前年度比320.9%と、特に強く増加傾向を見せている。
業務別では営業・販売(非IT関連)が前年度比218.6%増えて、情報システム関連(前年度比139.5%)を超えた。
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