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どっちがお得? 早く会社に行けるのはどっち? シェアサイクルを乗り比べてみたシェアサイクリング・ブギ(3/3 ページ)

» 2022年04月15日 13時25分 公開
[松尾公也ITmedia]
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両社のコストを比較してみた

 ドコモ・バイクシェアでは自宅から会社まで495円だったが、HELLO CYCLINGは430円で済んだ。

photo 支払額は430円

 バスと電車を乗り継いだ場合の597円よりだいぶ安く済む。雨の日はさすがに電車だろうが、安いし、自転車に乗っている間はずっと座れていて、さらに運動にもなるという一挙両得三茄子だ。

 両社の料金体系を比べてみた。

photo シェアサイクリング料金の違い(グラフ)
photo シェアサイクリング料金の違い(表)

 30分以内ならHELLO CYCLINGのコスパが圧倒的に高く、それ以降は120分まで15分刻みで抜きつ抜かれつ。135分を超えたらドコモの方が安くなる。

 HELLO CYCLIINGは初乗り料金が30分で130円とコスパがすごく高いので、30分でいったん返却してまた乗るというやり方ができればさらに安く済むかもしれない。まあこれはサイクルポートがあるかどうかで変わってくるが。

 場合によっては最初の30分をHELLO CYCLINGで、あとは時間当たりコスパが高いドコモにするというハイブリッドシェアサイクル運用をするというのもアリかもしれない。

 この日は帰りもHELLO CYCLINGで帰宅。同じ自転車が残っていたのでそのまま乗って帰った。乗り換えてもよかったのだが、サドルの高さを調整するのが面倒だったので。

 走っていると、目の前をスイスイと電動キックボードが走っている。ナンバープレートが付いている青い車体。これはLuupだ。

 信号待ちのときに声を掛けてみた。「自転車の方は乗ったことあるんですけど、キックボードは乗り心地どうですか」「いいですよ。坂道でも時速15kmでるんです」「ポートはこの辺にもあるんですか」「けっこうありますよ。よく使ってます」といったやりとりをした。満足に利用しているようだ。

photo Luupのポートは都心部を中心に急増している

 シェアサイクルだけでなく、電動キックボードも対応地域が増えている。自動車免許なしで走れるようになったらさらに利用者は広がるだろう。

 移動の多様性が拡大し、そのときの状況に応じて自由に選んでいける時代がもうそこまでやってきている。

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