PayPayは4月20日、銀行口座への出金やPayPayユーザー間の送金などに必要な「本人確認」手続きを運転免許証のICチップを利用して簡略化すると発表した。「PayPay」アプリのAndroid版は20日から、iOS版は近日中に対応する。
利用者はアプリ内で4桁数字2組の暗証番号を入力し、免許証とスマートフォンを密着させてICチップをスキャン。写真のセルフ撮影と名前などの入力を行えば本人確認申請が行える。
ICチップのスキャンには近距離無線規格のNFC-Bに対応したスマホが必要。iPhoneの場合、2016年発売のiPhone 7以降が対応している。
PayPayは運転免許証のICチップ利用について「従来の手続きに比べて個人情報の入力が減り、本人確認書類の撮影を省略できるため審査時間の短縮につながる」としている。
PayPayはオンラインで完結できる本人確認を進めており、2021年11月にはマイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した手続きに対応した。
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