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「何もしていないのに壊れた」に効く? 神田明神には20周年を迎えたITお守り「IT情報安全守護」がある明日から使えるITトリビア(2/2 ページ)

» 2022年04月22日 17時30分 公開
[山口真弘ITmedia]
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お守りの中には何が入っているのか?

 このお守りが面白いのは、お守りらしい錦袋に入っているのではなく、カードタイプであること。名刺サイズの薄型で、財布などに入れやすいようになっている。これならば常時身につけていてもかさばることはない。

 また2種類のシールが封入されており、好きなところに貼ることもできる。1つはCPU型、もう1つはメモリ型ということで、「コンピュータの機能安全祈願」にふさわしいデザインだ。ノートPCの天板に貼り付けておけば、パフォーマンスの向上こそ見込めなくても、目に見えない何らかの御利益があるかもしれない。

大、中、小と3サイズのお守りが封入されている
大は名刺サイズ。カードケースに入れるなどして携行できる
中と小は裏面が剥離紙になっており、任意の場所に貼り付けられる

 ちなみにこのお守り、授与が始まったのが平成14年(2002年)ということで、早20年もの歴史がある。1300年もの歴史がある神田神社にとっては短期間でも、ITの歴史を考えると実に長寿である。お守りのメモリモジュールらしき絵柄が、DIMMではなく90年代後半に一世を風靡したSIMMに近いのも、そうした事情を考えると納得だ。

 このお守り、現地はもちろんオンライン授与所(ネット通販)でも取り扱っており、初穂料は1000円(オンライン授与所では1200円)。「個人情報漏えい」の防護など、IT業界関係者だけでなく個人ユーザー向けにとっても御利益はあるようなので、神田明神に参拝に訪れることがあれば現地で、そうでなければオンライン授与所で、ぜひゲットしてほしい。

同神社のWebサイト。今回紹介した「IT情報安全守護」は同ページの「オンライン授与所」で入手できる
ちなみに同神社にはお守りの自動頒布機もあるが、今回訪れた3月下旬の時点では「IT情報安全守護」は対象外だった
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