2022年もゴールデンウイークが始まる。20年〜21年と違って、久しぶりに緊急事態宣言が発出されていない連休だ。とはいえ、3回目のワクチン接種が終わっておらず、まだ家で休みを過ごす人もいるかもしれない。中には、連休を勉強に充てる人もいるだろう。
そこで本記事では、連休中にパブリッククラウドについて学習したい人向けに、家で学べる教材の情報をまとめた。ITmediaで2022年に取り上げた記事の中から、4つ紹介する。
米Amazon Web Servicesが3月に公開した「AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner」は、遊びながらクラウドサービス「Amazon Web Services」(AWS)の知識を学べるRPGだ。料金は無料。プレイヤーはゲーム内でクラウドエンジニアになり、舞台となる街のトラブルをAWSの技術で解決していくことになる。
Amazon.co.jpのアカウントがあれば無料でプレイできる。ただし言語は英語のみ。日本語には対応していない。
参考:AWS、オンラインゲームを遊んでソリューション構築を学ぶ「AWS Cloud Quest」公開 実際にプレイしてみた
アマゾンウェブサービスジャパン(AWSジャパン)は4月に、AWSの初心者向け教材の情報を集めたブログ記事を公開している。自社の教材などを全6段階の理解度別に紹介。各段階で使うべき教材とその理由などをまとめている。
理解度は(1)ビジネスにおけるAWSの活用方法や効果を学ぶ、(2)AWSの全体像をつかむ、(3)AWSが提供するサービスそれぞれに詳しくなる、(4)実際に手を動かし、知識を深める、(5)AWSの最新情報を追う、(6)より現場で求められる知識を追う──の6段階。
例えば(1)ではクラウドのメリットを理解できるとして導入事例の記事や動画などを、(2)ではAWSの基礎知識を学べるとしてオンライン教材「AWS Cloud Practitioner Essentials」などの視聴を勧めている。
Google日本法人は、4月19日から28日にかけて開催した、オンラインイベント「Google Cloud Day: Digital'22」の一部セッションをアーカイブとして無料公開している。
同イベントはクラウドサービス「Google Cloud Platform」(GCP)の情報を発信するもの。無料公開中のセッションは、ユーザー企業による成功事例の紹介や、GCPのサービスのアップデート情報など。中には、任天堂のゲームサーバに関するセッションなどもある。
参考:楽天グループがデータ分析基盤にGoogle CloudのBigQueryを採用、全事業が対象に
経済産業省が3月に公開した「マナビDX」は、IT関連のオンライン講座をまとめたWebサイトだ。日本マイクロソフトなどが作成したクラウドやAI、セキュリティのオンライン講座200件以上を掲載している。
クラウド関連では、クラウドサービス「Microsoft Azure」の資格取得に向けた日本マイクロソフト製の講座「AZ-900対応 Azureの基礎 第1部〜第6部」などが無料で閲覧可能。オンライン研修サービスを手掛けるトレノケート(東京都新宿区)が作成した入門講座「クラウドコンピューティング概要」も視聴できる。
参考:経産省、デジタル人材育成サイト「マナビDX」開設 IT関連講座200件以上を紹介
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