次の2枚は24mm F2.8を装着して撮った写真。1980年前後くらいの……つまり40年以上前のレンズだ。
そういうのも含めて、スマホは令和、カメラは昭和、写りは大正、不思議な感触を楽しむのだ。
一番の楽しさは「巻き上げレバーを巻いてピントを合わせてカメラのシャッターを押す」という操作感なのである。
コツはシャッタースピードは遅め、でちょっと絞り込んで撮る、くらいか。広角系のレンズでF8くらいで撮るのが一番似合いそうである。
デジスワップには動画機能もある。
デジスワップを動画モードにし、カメラ側のシャッタースピードをバルブに設定するだけ。後はシャッターボタンを押してシャッター幕を開いている間は動画を撮り続け(この場合はiPhoneでモニターできるので撮りやすい)、指を離すと録画終了だ。4Kで撮影してくれる。
これ、モニターを見ながら動画を撮る方が向いてるかも。8mmフィルム時代のような、実に渋い画作りを楽しめていい。
画面を見ながら撮れるし、ピントも追い込みやすい。でも、動画を撮るたびに巻き上げレバーを巻いてシャッターボタンを押すというフィルムカメラの操作が必要ってのがまた楽しい。
めちゃ不思議な感じである。
今回、まだ各所を改良中で製品版ではないと言うことなので画質については言及しないが、まあただ撮るだけならiPhoneのみで撮った方がきれい。
でも、これはわざわざ古いフィルムカメラを引っ張り出してiPhoneを装着して遊ぶという、極めて趣味性の高い、というか趣味以外のなにものでもないというか、なんかよく分からないけどめちゃワクワクして楽しいガジェットなのである。
いやほんと、カメラのシャッターを押すとiPhoneで撮れるという不思議な感じや、いったん半透明の幕に画像を結像させてそれをiPhoneで撮るというややこしい構造がたまらんのだ。
それによるもやっとした写りもなんか味わい深い。
なお、裏ぶたが外せるフィルム一眼レフなら何でも装着できるはず、ということだ。
三脚穴を使って固定する関係上、三脚穴がボディの端っこについてたりすると無理だけれども、ライカ用のアダプタは用意されている。
これを見て面白そう、と思った人はKickstarterで。
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