NECパーソナルコンピュータは2月4日に、教育機関向けに販売した端末5機種約124万台の自主点検を行うと発表していたが、そのうちGIGAスクール向けのChromebookは112万8040台であることが分かった。
同社が自治体や教育機関に販売したGIGAスクール向け端末「NEC Chromebook Y2」の一部で、製造工程の不備による余分なネジの混入が判明。この不具合に起因し、端末の落下による強い衝撃が加わったことで、バッテリー下に混入したネジがバッテリーを破損させ、発煙・熱損に至った事案が確認されたとしている。
なお、「Chromebook Y2」などでケーブルの組み立て不良により、ケーブルが周辺部品と擦れて損傷しショートしたことで発煙・熱損に至った事案も確認されているそうで、この不具合に関連する部位も今回併せて点検するという。
対象端末は、Chromebook Y2、Chromebook Y3、VersaPro EタイプVRのVR-8、VR-9、VR-Aで約124万台。このうちGIGAスクール向けのChromebookは112万8040台となっている。
Windows PCのVersaPro E タイプVRシリーズに関しては、ネジ混入は確認されていないそうだが、同一ライン・同一時期に生産されていたため、点検を実施することにしたと説明している。
このリコールは経済産業省に届け出が行われており、こちらには正確な台数まで記載されている。
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「GIGAスクール構想前倒し」で教育はコロナと戦えるかCopyright (C) 1998 Mac Treasure Tracing Club. All rights reserved.
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