セキュリティ対策ソフトの販売などを手掛けるBBソフトサービスは、3月に急増した「えきねっと」や「日本郵便」をかたるフィッシング詐欺は年度末や新生活シーズンを狙った可能性が高いとする調査結果を発表した。
BBソフトサービスが提供するネット詐欺専用セキュリティソフト「詐欺ウォール」で収集したデータの集計では、えきねっとと日本郵便をかたるフィッシング詐欺サイトは前年同時期には確認されておらず、2月以前は盗用されたブランドのランキングでも圏外だったほど少なかった。しかし3月にえきねっとは724件、日本郵便は696件と急増した。
BBソフトサービスは年度末や新生活の時期であった点を挙げ「春休みの旅行や新生活に合わせた新幹線の予約、転居に合わせた荷物や書類の発送など、この時期に増加するであろう需要を狙った可能性が考えられる」と指摘。フィッシング詐欺が季節的な需要を見越して行われるといった「過去とは異なる特徴的な傾向」が見られたとしている。
併せてゴールデンウィーク期間にも増加する可能性も指摘し、「引き続き注意が必要」と呼び掛けた。
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