ソニーグループが5月10日に発表した2021年度の連結決算(21年4月〜22年3月)は、売上高が前年同期比10.3%増の9兆9215億1300万円、純利益は同14.9%減の8884億600万円と増収減益となった。営業利益は同25.9%増と大きく伸長し、1兆2023億3900万円に達した。
売り上げを伸ばしたのは映画、音楽、エレクトロニクス分野。映画分野では興行収入や動画配信サービスからのライセンス収入などが大きく成長し、売上高が1兆2389億円(前年7530億円)を記録。営業利益も前年同期比2.7倍となった。
音楽分野は売上高が1兆1169億円(前年9399億円)、エレクトロニクス分野は2兆3392億円(前年2兆681億円)で着地。2022年度も増収を見込む。微増にとどまったゲーム分野、センシング分野は22年度に大幅成長する見込みとしている。
ソニー生命の減収や子会社の不正送金による一時的な損失などで減収減益となった金融分野は22年度も減収の見込みだが、21年度の損失の反動や不動産売却益などにより増益になると予想している。
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