ソニーグループのソニー生命保険(東京都千代田区)は8月4日、海外連結子会社のSA Reinsuranceで、同社名義の銀行口座から未承認の不正送金が行われていたと発表した。送金額は約170億円で送金が行われていたのは5月。ソニー生命の契約加入者への影響はないという。原因については明らかになっていない。
SA Reinsuranceはイギリス領バミューダにある再保険会社。ソニー生命は業務の効率化などを理由に、SA Reinsuranceで行っていたヘッジ業務などを内製化し、9月末までに解散と清算手続きを完了する予定だった。
ソニー生命は対策本部を設置。現在も社内調査を進めており、捜査当局とも連携して全容解明と資金回収に当たっていくという。4日時点では、他に同様の事象は発生していないとしている。
システム過負荷でなぜATMにトラブルが? みずほ銀システム障害、運用面の課題あらわに
相次いだ不正送金事件、ログイン認証の抜け穴を熟知か セキュリティ専門家の徳丸氏が解説
不正送金問題で暗躍する「不正ログインbot」 大量にアクセスされても“見えない”理由
VTuber「湊あくあ」オンラインライブ中止、原因は第三者の大量アクセス
経営者・平井一夫氏はソニーをどう復活させたのか 15年追ってきた記者が『ソニー再生』を読むCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR