7月22日開催予定だったバーチャルYouTuber「湊あくあ」のオンラインライブが当日に中止になった件で、イベント開催元の日清食品が8月2日、コメントを発表した。原因はサーバに第三者からの大量アクセスを受けたことで、情報流出を伴う不正アクセスは確認していないという。
中止になったのは、日清食品のライブプラットフォーム「日清食品 POWER STATION [REBOOT]」で7月22日に予定されていた「湊あくあSEASIDE AQUA FES」。午後7時から開催予定だったが、午後7時44分に「配信環境の確認を行っている」とライブの中断を公式アカウントがツイート。その後、午後9時6分にライブ中止を発表していたが、中止の理由は明かしていなかった。
日清食品の発表によると、複数のコンピュータからサーバに過剰な負荷を与えて障害を引き起こす「DDoS攻撃」が行われていた可能性がある。同社は引き続き原因究明と対策を進めるとしている。再公演は未定で、8月5日からチケットの払い戻しに対応する。
DDos攻撃とみられるサーバ攻撃を受けた例として、ゲーム開発会社のYostar(東京都千代田区)のスマートフォンゲーム「ブルーアーカイブ」のサーバが不特定多数のIPアドレスから大量アクセスを受け、長時間ゲームサービスを提供できない状態が続いていた。
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