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Apple新機能「Tap to Pay on iPhone」を試してきた Apple円盤本社のショップでシリコンバレーから見た風景(2/3 ページ)

» 2022年05月26日 08時29分 公開
[五島正浩ITmedia]

Apple Parkビジターセンターに行ってみると

 2月の発表時にAppleは、今年後半に米国のAppleストアでも対応するとしていました。ネットでApple Parkビジターセンターで使えたと話題になったのが5月中旬なので時期的には少し早いです。本当なのかな? と少し疑問を感じながらも、Apple Parkビジターセンターに行ってみることにしました。コンタクトレスに対応したクレジットカードをiPhone単体にかざして支払いできるのでしょうか?

 Apple Parkビジターセンターに入って最初に店員が手にしている決済用iPhoneを確認したのですが、いつもと変わらず背面にリーダーのデバイスが取り付けられたiPhoneでした。Tap to Pay on iPhoneに対応して、この背面のリーダーが取り外されているんじゃないかと期待していたのでちょっとがっかり。もしかしてネットで出回っていたのは、特別なデモの動画だったのかも? と思いながら、店員に使えるのか聞いてみました。

 Tap to Pay on iPhoneの支払いに対応しているけれども、まだβ版的な感じで動作が不安定なので、もしうまくいかなければ従来通りのリーダーを使った決済になるけどいいかな? だそうです。なるほど。

 早速Apple Parkビジターセンター限定Tシャツを買ってTap to Pay on iPhoneで支払いを試してみることにしました。

 せっかくなので初めての様子をカメラに収めたいと思い、右手にコンタクトレス対応のクレジットカード、左手には撮影用のiPhoneを持って、気合を入れて構えていたのですが、残念ながら支払いをするところの撮影は控えて欲しいそうで却下。まだ動作が不安定なため、カスタマーエクスペリエンスが低下する恐れがあり、そのようなところを撮影されるのは好ましくないと判断されたようです。これはとても納得できるので、今回の撮影は諦めました。多分私が相当残念そうな顔をしていたのでしょう。見るのはOKだから、代わりにじっくり見ていってくれと笑顔で言ってくれました。

photo ビジターセンターの様子。店員はマネージャーに撮影OKか確認に行ってくれた
photo 参考:Appleストアの決済用iPhoneには背面にリーダーが付属。3年前の写真から

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