アマゾンジャパンが、同社の電子書籍サービス「Kindle」で、Androidアプリ内での電子書籍の購入ができなくなったとアナウンスしている。理由は「Google Play Storeのポリシーのアップデートに準拠するため」という。
今後、電子書籍の購入やKindle Unlimitedへの登録は、スマホなどのWebブラウザからアクセスする必要があるという。ただし、ライブラリ内の本やサンプルについては、引き続きKindleアプリ内でアクセスできるとしている。
6月1日に送信されたユーザー向けの案内メールによると「Google Play Storeのポリシーのアップデートに準拠するため、アプリ8.58のリリースに伴い、AndroidのKindleアプリからKindle本の購入、Kindle Unlimitedへの登録ができなくなりました」と説明。
Googleは、アプリデベロッパーに対して、アプリ内課金にGoogle Playの課金システムを使うよう支払いに関するポリシーを2020年にアップデートしており、22年6月1日時点で同ポリシーを順守していないアプリはGoogle Playから削除すると案内していた。今回の変更は、この制約の回避が目的とみられる。
なお、iOS版のKindleアプリに関しては、2011年からWebブラウザ経由での購入に限られており、Android版も同じ仕様に変更されたことになる。
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