米GoogleのWorkspace担当副社長兼ジェネラルマネジャーのハビエル・ソルテロ氏は6月1日(現地時間)、動画および音声チャットアプリ「Google Duo」とWeb会議サービス「Google Meet」の統合計画を発表した。最終的には「Google Duo」というアプリはなくなり、「Google Meet」が「Google全体で無料で利用できる単一の動画コミュニケーションサービス」になる。
Duoは2016年に1対1の動画チャットアプリとして誕生し、その後音声チャットやグループチャット機能などが追加されてきた。
Meetは2020年、「G Suite」(現在の「Google Workspace」)のWeb会議機能「Hangouts Meet/Chat」から改称されたWeb会議サービスだ。
ソルテロ氏は2019年入社以来、複数あったGoogleのコミュニケーションサービスの統合に尽力してきた。その過程でメッセージングアプリ「Allo」は終了している。
統合は段階的に行う。まず、向こう数週間でDuoにMeetのほぼすべての機能を追加する。次に、年内に名称をDuoからMeetに変更する。従来のMeetは名称変更に合わせて「Meet Original」としてしばらく存続した後、最終的には廃止される見込みだ。
つまり、名前が残るのはMeetだが、実質はMeetの機能が追加されたDuoが名前を変えて存続することになる。
既に2人(デュオ)以上でのチャットが可能になっていたアプリの名称がMeetになるのは順当だろう。
ソルテロ氏は「DuoからMeetへの移行を可能な限りスムースにすることをお約束する」としている。
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