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Meet、Duo、ハングアウト――3つのGoogleビデオ会議サービス、どう使い分けたらいいの?Googleさん(1/2 ページ)

» 2020年05月10日 07時20分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 下の画像がそれぞれ、何というアプリのロゴだかお分かりになりますか? ロゴが似ているだけでなく、機能も似ています。しかも、左の2つはどちらも、Googleさんのアプリです。

 meeting 1 似ているロゴたち

 答えは、左から「Google Meet」「Google Duo」、ちょっと離れた右端のが「Zoom」です。いずれもビデオ会議(Duoはビデオチャット)アプリです。

 meeting 2 ハングアウトのロゴ

 今回のGoogleさんは、(Zoomは置いておいて)MeetとDuo、そして「ハングアウト」のおはなしです。ハングアウトは、ロゴ(吹き出しにダブルクォーテーションマーク)はMeetとDuoとはあまり似てないですが、やっぱりビデオチャットができるアプリです。2015年に「Google+」から独立し、その後数奇な運命をたどっています。

 なお、ここに登場するGoogle Meetは一般向けのサービス(モバイルアプリおよびWebアプリ)を指します。G SuiteのGoogle Meetとはベツモノです(ベツモノとは言っても、Google Meetアプリは以前からG Suiteを使っていない人とG SuiteのGoogle Meetユーザーがビデオ会議をするために使われていましたが)。G Suite版Meetは参加人数が250人までだったりと有料なだけに高機能です。

 ちなみにG Suite版のGoogle Meetは、ついこの間まで「Hangouts Meet」という名称でした(ああややこしい)。もひとつちなみにG Suiteには今、「Hangouts」という名前を冠したサービスはありません。G Suite版Gmailには、ハングアウトのと似たロゴが見えますが、これは「Google Chat」(旧「Hangouts Chat」)で、ハングアウトとは別人です。さらにちなみに一般ユーザー向けGmailの左下の方に表示されるG Suite版Gmailと同じロゴは、こっちはハングアウトですっ。

 gmail G SuiteのGmailに表示されるハングアウト似のロゴは「Google Chat」です

 前置きが長くなってしまいました。

 似たようなアプリがたくさんあって、名前が途中で変わったりしているので、整理したかったんです。(以前にもこの連載で似たようなことをしてました。)

 先週Google MeetがG Suiteとは無関係に無料で使えるようになったので、今回の「Googleさん」(というコラムですこれは)ではその使い方でも紹介しようと思っていました。

 でも同じ日に、MeetとChatを担当しているハビエル・ソルテロさんDuoも担当することになったというニュースがあり、翌日にはDuoの新機能が発表されるという、ばたばたとした動きがあったので、この3つのアプリについての話にすることに。

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