ドワンゴは6月3日、動画投稿プラットフォーム「ニコニコ動画」で「【ゆっくり茶番劇】投稿祭」と「ゆっくり動画投稿祭」を開催すると発表した。同人ゲームなどで知られる「東方Project」などの登場人物を1等身にデフォルメした二次創作キャラクター「ゆっくり」を使った動画を募集する。期間は7月3日まで。
募集する動画の条件は、通称「ゆっくりボイス」といわれる合成音声エンジン「AquesTalk」の使用していることと、ニコニコ動画へ初投稿の動画かつユーザー自身が投稿する権利を持つことの2点。条件を満たす動画を投稿し「ゆっくり茶番劇投稿祭」や「ゆっくり動画投稿祭」のタグを登録することで応募できる。
応募された動画の中から運営が各賞を選出。賞品としてノートPC「raytrek R5-AA6 写真&動画編集向けモデル」や「おいしいおまんじゅう詰め合わせ」「おいしい緑茶」などを用意するとしている。
このイベントの開催理由について、ドワンゴ専務取締役栗田穣崇COOは「安心して『ゆっくり』できるようになったことをみんなで祝う祭りを開催する」と説明。ニコニコ公式でゆっくりを使った、イベント告知動画も公開している。
「ゆっくり茶番劇」を巡っては、第三者が文字商標として登録したことで騒動に発展。その後、権利者は権利抹消の登録を行ったが、「『ゆっくり茶番劇』の表示は商標として登録されるべきではなかったことを明らかにする」とし、ドワンゴは無効審判請求を行うと改めて発表していた。
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商標登録で話題の「ゆっくり」ってそもそも何? 浸透の経緯をゆっくり振り返るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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