コンサルティング会社の紀尾井町戦略研究所(KSI)は6月14日、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻などで注目を集めたフェイクニュース(偽のニュース)について、常に「注意している」人が8割近い一方で、5割は「見分ける自信はない」とする調査結果を発表した。
ネットユーザー1000人を対象にWebでアンケートを実施した。これによるとニュースの真偽について日常的に注意している人は「ある程度」「十分」を合わせて78.7%に達した。
一方でフェイクニュースに「騙されない自信がある」人は「ある程度」を含めて40.9%だったのに対し、「自信がない」「あまり自信がない」は計49.1%だった。
インターネットでニュースを閲覧する際、どこの媒体か常に確認する人は27.9%だった。最も多かったのは「ニュースによって(確認する)」で50.6%。「あまりしない」という人も17.6%いた。
ニュースの取得手段(複数回答)は「インターネットのポータルサイトやニュースサイト」が82.5%で1位だった。2位は「テレビ」で75.5%。3位の「SNSやメッセンジャー」と4位の「新聞」はどちらも30%台だった。
KSIは2017年にZホールディングスの子会社として設立。2020年4月に独立し、民間シンクタンク&コンサルティング会社として活動している。
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