Google Playストア版がAmazonアプリストア版に代わっても、購入にまつわる部分を除けば、使い勝手は同一だ。というよりもAmazonアプリストア版は、これまでのGoogle Playストア版と同じ作りなので、ユーザーにとってはこちらのほうがおなじみだろう。
Google Playストア版とAmazonアプリストア版で同じ画面を並べて比較すると、Amazonアプリストア版には購入まわりのUIがきちんと存在していることが分かる。何か購入しなくてはいけない本があるならば、試しに1冊買って、問題なく動作するか試してみるとよい。
本稿執筆時点でのGoogle Playストア版(左)のバージョンは8.59.0.100(1.3.261529.0)、Amazonアプリストア版(右)は8.53.100(1.3.257328.0-kfap)。いずれも筆者のアカウントで入手可能なもので、ユーザーによって配信タイミングが前後する可能性があるなお、Google Playストア版で購入機能が省かれたのは「8.58.0.100」からだが、Amazonアプリストア版の現行バージョンである「8.53.0.100」の頃は、Google Playストア版でも購入機能をサポートしていた。従って今後Amazonアプリストア版のバージョンがGoogle Playストア版の「8.58.0.100」に追い付いた時に、購入機能がオミットされる可能性はゼロではない。
Amazonにとって、Amazonアプリストア版が普及するのは自社アプリストアの利用者が増えるという意味で好都合なはずで、購入機能はそのまま残ると筆者は予想しているが、これについてはひとえにAmazon側の考え方ひとつで、現状では先の見通しは「分からない」としか言いようがない。もし購入機能が削除された場合は、その他のルートで配信されているKindleストアも挙動が一本化されるはずで、その時は潔く諦めるしかないだろう。
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