イーロン・マスク氏率いる米トンネル掘削企業The Boring Company(TBC)は6月15日(現地時間)、2019年に受注したラスベガス地下のトンネルプロジェクト「Vegas Loop」の拡張を当局が承認したとツイートで発表した。
Vegas Loopは現在、1.7マイル(約2.7キロ)しか稼働していないが、完成時には29マイル(約46.7キロ)にまたがり、51の“ステーション”が設けられる計画だ。
このトンネルは、Las Vegas Convention and Visitors Authority(LVCVA)が2019年3月に4860万ドル(約53億円)で発注した地下高速交通システム。CESの開催でおなじみのコンベンションセンターの拡張に合わせて、Teslaの電気自動車で参加者のコンベンションセンター内外の移動を助ける構想だ。
ラスベガスのカジノやハリーリード国際空港、ダウンタウンを結び、例えば空港からコンベンションセンターまで(4.9マイル)5分で移動できるようになる見込みだ。利用は有料で、空港からコンベンションセンターまでの場合は10ドル程度になる。
TBCは完成予定を公表していないが、地元紙の米Las Vegas Review-Journalによると、Las Vegas Convention and Visitors Authorityのスティーブ・ヒルCEOは、ストリップの地下のサービスは2023年には開始すると語った。
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