カカクコムが運営するレストラン検索・予約サイト「食べログ」で実施したアルゴリズム変更により損害を被ったとして、韓国料理店「KollaBo」を運営する飲食チェーン「韓流村」が同社を提訴した件について、東京地方裁判所は6月16日、カカクコムに対し3840万円の支払いを命じる判決を言い渡した。独占禁止法違反(優越的地位の乱用)に該当することが認められたと複数のメディアが報じている。
食べログは、飲食店を独自のアルゴリズムで点数化しており、ユーザーが飲食店を選ぶ際の基準になっている。カカクコムは、2019年5月に点数アルゴリズムの変更を実施。これにより、KollaBoの各店舗の点数が下落し、客足が減少。損害を被ったとして、韓流村はカカクコムに対し6億3900万円の損害賠償を求めていた。
カカクコムでは、今後の見通しについて「判決文の内容を詳細に確認した上で、今後の対応について検討いたします」としている。
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