デロイトトーマツコンサルティング(DTC)は6月16日、コンサルティング契約を結んでいたイオンの秘密情報を含む資料を週刊誌に漏えいしたと発表した。週刊ダイヤモンド2月12日号に同資料が掲載されたことを受け、第三者の弁護士の検証も踏まえて調査をした結果、DTCを起点に漏えいした事実を確認したという。
DTCは「コンサルティング業務において守秘義務に対する基本的認識の欠如ならびに社内ルールを逸脱した行為があった」と説明。情報漏えいにイオンが関与した事実は一切なく、「(DTCが)コンサルティング契約における秘密保持条項に違反した」としている。また、これ以外にイオンの秘密情報を漏えいした事実は無いと確認したという。
DTCは「イオン社様をはじめイオン社様のお取引先様およびステークホルダーの皆さまを含む関係者の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」と謝罪。再発防止策として、情報管理体制の抜本的強化や原因となった風土と仕組み、ガバナンスの改革を行うという。
週刊ダイヤモンド2月12日号では、「セブン DX敗戦」としてセブン&アイ・ホールディングスの特集記事を掲載。その中には「宿敵イオンのDX戦略をベタ褒め!? 抵抗勢力のDX『解体』作戦」という見出しの記事が掲載されていた。
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