電力の話についての余談です。この夏や冬の電力需給が逼迫するといいます。家電製品などと比較して電力大食いのEVですが、政府から節電要請が出るなか、乗れなくなってしまうのでしょうか? それはないでしょう。筆者の場合、9割は自宅充電でまかなっています。そしてそのほとんどが、深夜帯のオフピーク充電です。
オフピーク充電を心がければ大丈夫でしょう。ほとんどのEVは、充電プラグを刺しておけば、タイマー予約で充電時間を指定できます。また、Teslaの場合は、電流(アンペア)をアプリから調整できるので、宅内家電との電力バランシングも容易に行えます。
2022年3月に政府より需給ひっ迫警報が発出されました。その際、Model 3に乗り込み、車両がスリープから目覚めたら、スクリーンにTesla Japanからの節電要請が表示されていました。「ピークタイムでの自宅充電やスーパーチャージャー利用を控えるようお願いします」とあります。
Tesla側もこのように、ドライバーに対しプッシュでメッセージを通知することで、節電要請を呼びかけます。これからもオフピーク充電を心がけるようにします。
注文時、筆者のModel 3 ロングレンジは509万円でした。それが原稿執筆時点には709万1000円になっています。いくら円安が進行しているとはいえ、200万円以上という尋常ならざる値上げ幅に震撼します。
2022年モデルは、航続距離が30km程度伸びたり、インフォテインメントシステムを駆動するCPUが、Ryzenに格上げされるなどの進化を遂げたとはいえ、現実問題として今の金額ではとても手が出なかったでしょう。
ただ、手放しで喜べない事実にはたと気づき不安がこみ上げてきました。車両保険です。筆者は、ソニー損保のユーザーです。車両保険金を新車買換特約付きで、税抜き金額の460万円と設定しています。仮にクルマが全損するような事態になった場合、この保険金額では、再び新車に乗ることはできません。
ソニー損保に増額の可否について確認したら「できかねます」という解答でした。さらに継続(更新)時であっても増額は「できかねる」そうです。事故を起こさないよう、巻き込まれないように細心の注意を払って安全運転を心がけます。
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