ヤフーは6月27日、オークションサイト「ヤフオク!」で取引相手の電話番号を互いに表示しないよう仕様変更すると発表した。SMSを悪用した乗っ取りの被害を防止するための措置としている。
ヤフオク!の出品者と落札者のみが閲覧できる「取引ナビ」機能ではこれまで、互いの氏名と住所、電話番号を表示する仕様だった。6月末以降は氏名と住所のみ共有し、電話番号は表示しないようにする。
発送手続きなどで電話番号が必要な場合は、メッセージ機能で質問するよう案内している。住所や名前も共有しない「匿名配送」サービスは仕様変更なし。ヤフーは「匿名配送を利用できる場合は、匿名配送の取引をおすすめする」としている。
同社によると、配送業者を装ったSMSでYahoo! Japan IDのログイン情報を盗み、アカウントを乗っ取る攻撃が続いているという。
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