ウェザーニューズは6月29日、天気アプリ「ウェザーニュース」(iOS/Android)で電力需給予報を公開した。独自の電力需要予測と電力会社による電力の供給力のデータから、国内の全電力エリア分の電力ひっ迫度(電力使用率)を算出。電力需給が厳しい時間帯を時系列で確認できる。利用料は無料。
電力需給予報には、同社の過去数年分の気象データと電力会社の電力消費実績データを学習させた独自AIモデルを活用。最新の気象データと電力データを30分ごとに取り込むことで電力需要を算出する。また、ウェザーニュースアプリのユーザーから寄せられる1日約18万通の天気や体感の報告も活用し、予測の精度を高めているという。
同社ではこれまで、企業向けに電力需要を予測するサービスを提供している。資源エネルギー庁が27日から3日連続で東京電力エリアに電力需給ひっ迫注意報を発令したことを受けて、電力需給予報の公開に至った。「厳しい暑さが予想されるこの夏、無理のない節電に役立ててほしい」(同社)
29日午後0時40分時点での同日の電力需給予報によると、電力ひっ迫度(電力使用率)は午後6時台に98%で「非常に厳しい」としている。
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