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ああ、デスクツアーに誘われたい……でも来そうにないから自分デスクツアーをやってみた こけおどしの背景を構築するCloseBox(1/3 ページ)

» 2022年07月20日 16時39分 公開
[松尾公也ITmedia]

 最近ITmedia NEWSで「デスクツアー」なる記事を目にするようになった。いろんな業界の人たちが自分の仕事環境、要するにデスク周りを自慢して、それをみんなで楽しむというもののようだ。

 「本連載では、IT企業で働く人のデスク環境を写真や本人のコメント付きで紹介。転職先の雰囲気を把握したい人に向け、マネジャーやITエンジニア、デザイナーなどさまざまな社員がどんな環境で働いているかチェックする」という趣旨なので、IT企業(アイティメディア)で働く編集者である自分のデスク環境を本人のコメントや写真入りでお届けするのは合致しているのではないか。

 そんなわけで、自分のデスク環境を紹介していこう。

 とはいっても自分の仕事環境は何度か披露している。

photo 筆者のデスクトップ(2022年1月)

 これは2022年1月時点のもの。それが幾分アップデートされており、さらに拡張もされているので、どう変えていったかも併せて紹介していければと思う。

 まずは、このデスクがどう進化したかを解説しよう。

 最新の写真はこちら。

photo 筆者のデスクトップ(2022年7月)

 基本的な構成は変わっていない。安物の小型テーブルの上に、メインマシンはM1 iMac 24インチ(パープル)。アクティブスピーカーにIK Multimedia iLoud Micro Monitor、オーディオインタフェースはヤマハAG-06、タブレットは10.5インチiPad Pro、Magic KeyboardにMagic Trackpad。マイクはAG-06に接続したコンデンサーマイクのAston OriginをXLRケーブルを組み込んだアームで口元に持ってくる(非使用時は上げておく)。必要時にはiPhone 13 miniを画面上部に置けるようにアームも用意している(通常はMagSafeで充電)。

 あ、AG-06の下にはカセットデッキを置いていて、たまに妻のカセットコレクションなどをデジタル化するのに使っている。

 ビデオ会議用カメラはソニーα7CをiMac上部に1脚で設置しているが、最近はiMacの内蔵カメラ(FaceTimeカメラ)が結構優秀なので、これだけで済ますのが大半だ。α7だと、照明を焚かないと明るさが不足するので、デフォルト設定のままで使えるiMacの方が便利なのだ。

 ビデオ会議はヘッドフォン(ソニーの定番MDR-900ST)でモニターしてAston Originでマイク入力するのだが、もっとカジュアルなオンラインオフ会などでは、iMacの内蔵スピーカーと内蔵マイクの組み合わせにすることもある。スピーカーから出てくる自分の声を再度マイクで拾ってしまう現象が起きるので仕事環境では避けているが、ソフト、サービスによっては自分の声をうまくキャンセルしてくれるものがあり、その場合には内蔵マイク、スピーカーの組み合わせの方が良いからだ。

 ディスプレイはこう見えて、2画面構成だ。iPad ProとiMacはそれぞれ単独で使っているが、入力デバイスを共通化して互いの画面を行き来できる「ユニバーサルコントロール」モードにもできる。iMacの画面の下の方にカーソルを動かすと、iPadを動かせる、というやつだ。逆もできる。

 ただ、ユニバーサルコントロールには弱点がある。カーソルを見失ってしまい、本体の制御が効かなくなることがあるのだ。なぜこういうことが起きるのか。

 ユニバーサルコントロールで接続するデバイスは、ワイヤレスでいいので、近くになくても構わない。間違って別の場所にあるMacに接続していたりするのだ。そのため、カーソルは見当違いの場所でグリグリ動いているのである。ある時は数メートル離れた場所、ある時には別の階。これが、ユニバーサルコントロールのせいだということに気づくまでに何度か本体リセットをしたのだ……。

 というわけで、現在はユニバーサルコントロールを切って、普通のデュアルディスプレイ構成にしている。

 作業上のプロダクティビティはこれで十分と言っていい。デスクは狭いが、キーボードとトラックパッドはあるし、自分の目との距離が近いので、これ以上大きなディスプレイは必要としてない。工夫をするとすれば、背景でしょ!

 先ほどのデスクをちょっと手前から撮ったのがこちらだ。

photo Strayではないが、猫が映り込んでいる
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