左サイド、バックときて、残るは右サイド。ここにはもともと「だんぼっち」という、防音収録用の個室があるのだが、最近は使っていない。段ボールだけにそこだけ殺風景でもある。なんとかしたい。
このだんぼっちの前に何か置くにしても、大したものは設置できない。奥行きはせいぜい30cmくらいのもの。できたら下から上まで埋められるようなものが……。
シンセがあるじゃん!
そうだ。筆者は小型のガジェット楽器が大好物で、小さなシンセサイザーがけっこうある。最近ではこれに加えてユーロラックという、新たな標準規格のアナログシンセサイザーが流行っており、そのためのラックを3Dプリンタで自作したりもしている。これらをまとめて置けるような棚を作ればいいのでは。
「心に棚を作れ」というのは僕の座右の銘だが、リアルな座右にはシンセの棚を作りたい。
それでできたのがこんな感じだ。まだ結線できていないシンセもあるが、遠目にはいいだろう。何せ、こけおどしの背景用だから。
それでも左手にはピアノ、右手にはパッチできるモジュラーシンセとくれば、気分は故キース・エマーソンである。
本来であればHammondオルガンも設置したいところだが、そのためのスペースはないので、数メートル離れたところに置いてある。ビジュアル的にはいいんだけどなあ。
全部ひっくるめると、こんな絵面になる。仕事に集中できる感じがしますよね!
実は、家の中で仕事をしているうちの3割くらいをこの環境で過ごしている。残りをどこでどうやっているか。
あと2カ所にビデオ会議できる場所がある。1つは寝室。いつでも横にゴロっと寝転がれるように。仕事は根を詰めてやりがちだが、ちょっと疲れたら横になって、通知音はデスクトップから流れてくるからちょっと休む。ここにも基本的な会議セットは置いてある。構成はM1 Mac miniと湾曲ディスプレイ、iPad Proの組み合わせだ。
もう1つは、横長ゲーミングディスプレイをメインに、その手前にiPad Pro 12.9インチを昇降ですくに乗せ、PCは横にNVIDIAのディスクリートビデオカードを積んだゲーミングPCという構成。これは、Zwiftをやりながら仕事ができる環境だ。メインディスプレイでZwiftを映しつつ、iPad ProでYouTubeを見たりして、ワークアウトをしつつ、ハンドルバーにマウントしたiPhoneで記事を音声入力するみたいなことができる。
以上の3つの「仕事場」を行き来しつつ、なんとか体のバランスをとっている感じだ。
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