電子ダイヤルがグリップ部と上面の2つが用意されているし、ファインダーの右にはAF用のスティック(マルチコントローラー)もある。
上面から見ると、EOS R7よりR6にそっくりなのが面白いところ。もちろんボディサイズも違うし、電源スイッチの位置も違う(R10の方が右手だけで基本操作ができて便利)けど、操作感としてはR6に合わせたんだろか。
撮影モードダイヤルを見るとCポジションの代わりにシーンやエフェクトがはいってて、R10の方がエントリー向けなんだけど、FVモードというEOS Rならではのちょっと上級者向け撮影モードもあり、ターゲットは幅広いのだ。
では使ってみるとしよう。
ファインダーはR7に比べると一回り小さく感じる。OLEDパネルのスペックは同じ0.39型で約236万ドットなので光学系の違いだろう。
シャッターはメカ・電子先幕・電子シャッターを選べ、メカシャッターは1/4000秒、電子シャッターは1/16000秒が最高速だ。
電子シャッター時の歪みは最新のハイエンド機に比べると大きいけれども、被写体によってはという感じ。
一見、エントリーモデルながら連写はメカシャッター時で最高秒15コマ、電子シャッター時は約23コマとなる。メカシャッター時のシャッター音はちょっとおもちゃっぽい軽いんだけれども、それからは想像できない速度だ。
AFも上位のEOS Rシリーズゆずり。
上位モデルほどのレスポンスはないが、追尾AFもけっこう賢くて外すことが少ないし(ないとはいわない)、ファインダーの右にあるスティックが使いやすい位置にあって一点AFにしてぐりぐりと動かすのも快適だ。
被写体検出は人物優先の他、動物(犬や猫や鳥)優先、乗り物優先(モータースポーツ系)から選択できる。
猫の写真はあまり明るくない室内で撮ったため、ISO感度は6400まで上がっているが、このくらいなら問題なさそうだ。
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