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Midjourneyを使って考えた「AIとクリエイティビティ」(2/4 ページ)

» 2022年08月11日 13時09分 公開
[西田宗千佳ITmedia]

文章が絵になっていくMidjourney

 Midjourneyは、クラウド上で動く「文章による命令から絵を描かせるサービス」だ。

 キーボードからコマンドを入力、そこに「英文による、求めている絵の内容」を書き加えると、いわゆるAIが絵を描いてくれる。

 どんな絵になるかは、実例を見てもらうのが分かりやすいかもしれない。次の絵は「2030年の東京」。確かにそんな感じがする。

photo 2030年の東京を描かせてみたが、いかにもな感じに仕上がった

 同じようなパターンで「アメリカ陸軍と一緒に戦うロボット」。どちらもなんとなく、ゲームや映画のイメージボードにありそうな絵になっている。

photo これはいかにもゲームのイメージボードにありそうな絵。油彩の感じが、ちょっと前のSF小説の表紙を思わせる

 「うまそうな未来の食事」も描いてみた。確かにどことなく合成食っぽいが、でも「前衛フランス料理」と言われればそんな気もする。美味しそうでかつ、微妙に危なそうだ。

photo 「うまそうな未来食」を描かせてみた。エビかなにかのすり身をゼラチンで固めたサラダっぽい

 一番気に入っているのは次の絵かもしれない。「明るい夏の日のネコ」。これ本当にネコなのか、本当は巨大な雲じゃないか、的な感じにも見えるが、実に味のある絵になったと思う。

photo 筆者お気に入りの作品。これはなかなか味のあるイラストになった

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