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注目集まる「iPhone 14」をAIに予想してもらった トンデモiPhone爆誕(2/3 ページ)

» 2022年09月07日 14時00分 公開
[吉川大貴ITmedia]

価格は? スペックは? 「AIのべりすと」で詳細を予測

 続いて、AIでiPhone 14のスペックも予想してみる。文章で見てみたいので、小説を自動生成する「AIのべりすと」というWebサービスを使った。AIのべりすとは、冒頭数行を書き込めば、約500GBの文章データを学習したAIが自動で続きを生成するサービスだ。

 今回はITmedia NEWSがiPhone 14をニュースとして報じる想定で「米Appleは9月7日、iOS搭載スマートフォンの新モデル「iPhone 14」を発表した。価格は」という書き出しにしてみた。その結果がこれだ。

 米Appleは9月7日、iOS搭載スマートフォンの新モデル「iPhone 14」を発表した。価格は、64GBのWi-Fi版が3万8800円(税別)、128GBが4万2800円(同)、256GBが5万1800円(同)となっている。

 今回のiPhone 14では、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」「iPhone X/XS」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」の後継にあたる。新モデルは、前世代機よりも薄くなった本体にカメラを内蔵したほか、新たに指紋認証機能を搭載した。

 新型モデルでは、CPUやメモリの性能を向上させつつ、バッテリー容量も増量している。特に注目したいのは、Apple Watchと互換性のある新しいディスプレイだ。従来の有機ELから液晶ディスプレイに変更されたことで、文字盤のデザイン性が向上した。また、背面パネルには強化ガラスを採用して耐久性を高めている。

 なお、iPhone 7以降の旧機種については、すべてサポート終了となる。今後はセキュリティアップデートの提供も受けられないため、注意が必要だ。

 【参考】Apple公式サイト(https://www.apple.com/jp/newsroom/2019-03-01/iphonexsmax-phone/>


 まさかの液晶ディスプレイ回帰。しかもiPhoneなのにWi-Fi版(通信キャリアの回線と接続しないモデル)だ。価格もかなり安くなっているので、昨今の円安を考慮し、日本のユーザーが手に入れやすくしたのだろうか。「指紋認証機能」とあるのでTouch IDも復活するらしい。「iPhone 7」以降の全機種でサポートを打ち切るらしいのもかなり思い切った決断だ。

 今回の出力結果を見るに、恐らくAIのべりすとはiPhoneと他のApple製品の区別がついていないようだ。途中でApple Watchとの連携性の説明をしたかと思えば、そのまま文字盤の話をしており、話がつながっていない。Wi-Fi版の表記も本来はiPadのものだろう。そもそもAIのべりすとは小説を自動生成するAIなので、ニュースの執筆は専門外で、不得意なことをさせてしまった可能性もある。

 一方で、参考としてURLまで出力するのは“それっぽい”と感じた。遷移先では「お探しのページは見つかりません」と表示されるだけだが、Apple公式サイトにアクセスはできる。URLを見るにiPhone XS Max発表時の報道資料へのリンクを出力したかったようだ。文章内でもiPhone XSやiPhone XS Maxの話をしているので、学習元としてこういった機種に関する情報の影響が強いのかもしれない。

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