センサーサイズの違いが画質にどんな影響をもたらすのか。3台のInsta360の映像と写真を撮り比べてみましょう。
昼間に使うなら画質的には問題ないと思えるInsta360 ONE X2。あえてのウィークポイントを記すと、スティッチ部分の補正が甘く、半逆光気味の枝葉のニュアンスが飛んで塗り絵のようになっており、アスファルトの模様も飛び気味です。
Insta360 ONE RS 1インチ360度版の動画画質は、ぶっちゃけこれをコンシューマーモデルとして売っていいのだろうか、という思いがあります。Insta360 ONE X2で指摘したウィークポイントがほぼ改善されています。スティッチ部分にさえ目をつむれば2022年夏時点ではパーフェクトです。
Insta360 X3で撮った映像を見て驚きました。シャープ補正がされていると感じるところはあるものの、ダイナミックレンジが拡大したのか影になっている部分の枝葉の色味も鮮やか。スティッチもかなり目立たなくなりました。またFlowState 手ブレ補正 + 360度水平維持の精度も高くなっているようです。
撮影中は存在が消えて見えなくなる純正の120cm自撮り棒につけて振り回し、ドローンのような動きを再現した動画でもチェックしましょう。まずはInsta360 ONE X2から。特段の不満は感じません。
Insta360 ONE RS 1インチ360度版+120cm自撮り棒で撮影すると、重さを実感します。片手で縦横無尽に動かすには腕力だけではなく強いハートが必要です。筆者は、もし手からスッポ抜けたらどうしようという不安から、両手で持って撮影しました。
Insta360 X3+120cm自撮り棒は片手で持っても安心して動かせます。シャープな映像が生きて、急ターンする場面でも枝葉がシャキッとした映り。拡大気味に切り出した動画にしても見やすいものとなりますし、横位置縦位置どちらでも使える空飛ぶアクションカムとして活用できるポテンシャルを持っています。
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