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手軽で高画質な全天球カメラ「Insta360 X3」はベストバイモデルか X2、1インチ360度版と比較した(4/4 ページ)

» 2022年09月08日 22時01分 公開
[武者良太ITmedia]
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カジュアルに使えるInsta360 X3の基本性能

photo 片側のレンズだけで撮影するモードも取り入れられた。

 Insta360 X3で採用された新しいモードに、アクションカムと同じような感覚で撮影できる4Kシングルレンズモードがあります。全天球映像・写真は、そのままSNSなどにシェアするのが難しいところがありますが、4Kシングルレンズモードならば補正機能つき超広角魚眼カメラとして使えるため、記念写真として配布したり、オンラインで公開したりするのが楽です。

photo トラッキングの設定をしなくても、撮影者本人を常に捉えてくれるミーモードも採用。

 ミーモードを使えば自分を常に画角内に捉えてくれます。エクストリームなアクティビティーの動画を撮る際に効果的なモードとして採用されたのかと感じますが、実は歩きながらの喋るシーンを撮影するのも簡単でした。YouTubeでよく見かける構図ですが、TikTokなどでも活用することができるでしょう。

photo UHS-I V30 スピードクラスexFATフォーマットmicroSDメモリカードが推奨。バッテリー容量は1800mAhで、駆動時間は公式で81分

 手前側にグローブをした状態でも押しやすい録画ボタンが配置され、充電/通信用のUSB Type-Cポートのドアもヒンジがついて開け締めしやすくなりました。Insta360 ONE X2にあった課題を改善し、1つ1つの手間を省いた作りとなっているところも好印象です。

photo 本体のみで10m防水性能を達成

 ボディーそのものはタフな作りです。外部ケースを使わずに10m防水を実現していますし、全天球カメラゆえに飛び出た魚眼レンズの扱いには注意が必要ですが、レンズガードを始めアクションシーン向けのアクセサリーもリリースされます。

photo Insta360 X3は撮影シーンを選ばないカメラとして注目するべき

 Insta360 ONE RSはアクションカムと全天球カメラを切り替えて使う設計ですが、Insta360 X3は1台でアクションカムと全天球カメラ両方の撮影ができるように作られたニューモデル。360度動画や写真だけではなく、何でも撮れる(ただし望遠以外)オールマイティーなコンデジが欲しい方は注目の1台です。

 価格は6万8000円(税込)。公式ECサイトや各社ECサイト、全国の家電量販店で取り扱いがスタートしています。

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