手書き業務の効率化を支援するエスパリアール(東京都渋谷区)は9月15日、手紙の作成から送付まで代行するAIサービス「手書きくん」を提供すると発表した。AIが写真で撮影した手書き文字を学習後、ロボットが筆跡や筆圧、文字の大きさをまねて手紙を代筆するという。
手紙は印刷ではなくロボットが1文字ずつ代筆するため、同じ文字でも自然に違いが生まれるという。また自分の文字以外にも、書道家が書いた文字など3000種類以上のフォントから好きなものを指定できる。同社は「営業用の手書きDMを大量生産などの工数削減に貢献できる」と説明している。
同社の濱田純哉(※濱の字は正しくは異体字)CEOは「友人から『営業先はメールを見てくれないので手紙を送っているが、忙しいと手紙を書く時間がない』と相談され、手書きくんの研究を始めた」と説明。2021年9月から研究をスタートし、22年8月に単月で約1.5万枚のDM(はがきと手紙)の送付実績を上げたことから、サービスリリースに至ったとしている。
価格はB5便箋1枚300円からで代筆から送付作業まで受け付ける。封筒と手紙のセットにも対応する。
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