独立したての日本人デザイナー、NFTで6000点完売 カズシフジイと“コラージュ”の潮流(1/4 ページ)
「Web3」と総称されるトレンドの中でも、「NFT」(Non-Fungible Token)は、良くも悪くも最も注目される技術だ。最近では地方自治から医療、自動車の販売などさまざまな形での応用が広まっているが、やはり最も大きな注目を集めているのはアート作品の販売における活用だ。
そして、アート×NFTの中でも新たなトレンドとなっているのが「コラージュアート」という領域だ。この領域でいま注目を浴びているのが、NFTクリエイター・コラージュデザイナーとして活躍するカズシフジイこと藤井一志さん(以下、カズシフジイ)。これまでに6000点以上のNFT作品が売れたという。
デザイン会社を設立したばかりのカズシフジイがどのように道を切り拓き、これからどのように進もうとしているのか。7月に開催された「NFT Summit Tokyo」(大田区産業プラザ)で彼が語ったことを基に、その足跡を追ってみたい。
独立後の新たな道はとあるコンテストと「コラージュアート」から
学生の頃からグラフィックデザインを目指していたカズシフジイ。デザインの専門学校に通った後、2社のデザイン事務所に合計で20年ほど勤め、企業のロゴやポスター、チラシなどのデザインを手掛けていたが、2019年ごろからフリーのグラフィックデザイナー・アートディレクターとして独立することを考え始めていた。そんな中、2019年にストック素材サービス「Adobe Stock」を用いたコラージュ作品の募集を目にする。
それまでコラージュ作品作りは手掛けたことがなかったというが、挑戦をしてみたところ、「The Hovering Art Director!~アートディレクターからの挑戦状~」「Adobe Stockコラージュコンテスト~不思議な夏休み~」といったコンテストで立て続けに優秀賞を受賞。その後も「左ききのエレン ポスター制作コンテスト」などの受賞を続け、一躍注目を集めるようになった。
念願の独立を果たして2年以上が経った現在のカズシフジイ。仕事の比率を見てみると、いまやかつてやっていたようなグラフィックデザインは1割かそれ以下という。
「ポスター、チラシ、ロゴの製作といったいわゆるグラフィックデザインの仕事の割合は全体の1割以下で、実は残りの半分くらいがコラージュ作品の制作。半分くらいがNFT作品作り」(カズシフジイ)
コラージュ作品の仕事では、Webページなどのキービジュアルの他にアイドルグループの「アー写」(宣伝のために公式に提供するアーティストのプロフィール写真)も多く手掛けており、そのアー写コラージュが渋谷を走る広告宣伝カーに使われたこともある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
-
10
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR