京都大学は、閉鎖を発表していた学術情報サイト「京都大学オープンコースウェア」(OCW)の今後についてのタスクフォースを設置すると、9月16日に発表した。
タスクフォースでは、「OCWをより質の高いものとして系統的かつ積極的に発信していく」ため、年内の結論を目指して検討する。「より多くの方々が大学の知的資産を利用しやすくなるような環境を再構築していく」とも述べている。
京大OCWは、講義や公開講座など6000件を超えるコンテンツを学内外に公開。動画コンテンツはYouTubeの「Kyoto-U OCW」に掲載しており、10万人以上の登録者をかかえる人気チャンネルに成長している。
運営組織の「高等教育研究開発推進センター」廃止に伴い、OCWも閉鎖することが8月に発表されたが、京大の知を集積したコンテンツが消えることを残念がる人は多く、「閉鎖しないでほしい」という声が研究者などから続出していた。
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