米Amazonは9月28日(現地時間)、電子書籍デバイス「Kindle」の新モデル「Amazon Kindle Scribe」を発表した。Kindleシリーズで初めてスタイラスペンが利用でき、電子ペーパー上に直接書き込めるのが特徴。日本でも29日から予約受付を開始、2022年内での出荷を予定している。価格は4万7980円(米国では339.99ドル)からだ。
Kindle Scribeは、Kindleシリーズで最大となる10.2インチの電子ペーパーを採用。300ppiの高解像度を実現している。ディスプレイの表面は少し摩擦のある質感で、紙のような書き心地を実現しているという。
スタイラスペンを使うことで、電子書籍への手書き付箋の追加、ノートやToDoリストの作成などに使える。メモはクラウドに保存され、今後はKindleアプリからもアクセス可能だ。Word/PDFファイルなど、電子書籍以外のデータもインポート可能で、付箋を追加したりメモ書きを残すことができる。
スタイラスペンは、スタンダードとプレミアムの2種類を用意。どちらもペアリング・充電不要で、Kindle Scribeの本体にマグネットで取り付けられる。プレミアムペンは、カスタマイズ可能なショートカットボタンを内蔵。消しゴムやマーカー、付箋追加などの機能をワンクリックで呼び出せるという。
充電は内蔵のUSB Type-Cポートで行う。バッテリーは、読書のみで最大12週間、スタイラスペンを使った読み書きで最大3週間持続するという。
価格は、スタンダードペンが付属するストレージ16GBのモデルで4万7980円、プレミアムペン付きの16GBモデルが5万1980円、同じく32GBモデルが5万4980円、64GBモデルが5万9980円となっている。オプションとして、ファブリク/レザー/プレミアムレザーカバーを9980円から販売する。
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